フリーランスや新人経営者の方が、会計ソフトを始める前に必ずやっておくべき3つの準備についてお話しします。
「早速、会計ソフトに登録して経理を始めよう!」と思っている方、ちょっと待ってください!この準備をしないと、後々経理が複雑になったり、損をしてしまうこともあります。ぜひこの記事を読んで、スムーズに会計管理を始めてくださいね!
1. 仕事用とプライベート用の銀行口座&現金を分ける

なぜ分ける必要があるの?
仕事用とプライベート用の口座や現金を分けておくと、経理がとても楽になります。一緒にしてしまうと、「これは仕事の支出?それともプライベート?」と振り分ける作業が必要になり、手間が増えてしまいます。
具体的な準備方法
- 銀行口座を作る
最近は銀行口座の開設が難しくなってきています。メガバンクを仕事用で解説するのはハードルが高くなってきていますので、利用しやすく承認がおりやすいネット銀行がおすすめです。
- 事業用口座を開設しやすいネット銀行3選
- GMOあおぞらネット
- 住信SBIネット銀行(創業直後でも銀行口座開設できる!)
- 楽天銀行
- 仕事用の現金を用意する
仕事専用のお財布を用意し、仕事用の支払いは必ずその現金から出すようにしましょう。例えば、プライベート用のお財布から1,000円で仕事用の消耗品を買った場合は、その領収書を仕事用のお財布に入れ、同額をプライベート用のお財布に戻す、といったルールを作ると管理がしやすくなります。
2. 仕事用のクレジットカードを作る

個人用との兼用はNG!
個人用と仕事用でクレジットカードを兼用していると、経費の振り分けが複雑になり、管理が煩雑になります。仕事専用のクレジットカードを作ることで、経理が簡単になるのでおすすめです!
どんなカードを選ぶべき?
- 利用分に応じてキャッシュバックされるカードを選ぶ。
ポイントで還元される場合ですと、経理処理が面倒です。でしたらいっそのこと現金でキャッシュバックされるクレジットカードを選んでしまいましょう! - 仕事でよく使うサービスに対応したカードを選ぶ。
例えば、定期的に支払うサブスクリプション(Adobe、Microsoftなど)があれば、それに合わせたカードを選ぶのもいいですね。
クレジットカードのIDとパスワードを用意する
カードを作成したら、マイページにログインするためのIDとパスワードを忘れずに控えておきましょう。会計ソフトと同期させる際に必要になります。
3. 仕事用のモバイルSuicaを用意する(交通機関をよく使う人向け)

なぜ仕事用のSuicaが必要?
交通費を経費として登録する際、仕事用のSuicaがあると二重計上を防ぐことができます。例えば:
- 1万円をSuicaにチャージして、その1万円を経費として登録。
- チャージしたSuicaで電車賃を支払った場合、その電車賃も経費として登録すると二重計上になる。
このようなミスを避けるため、仕事専用のモバイルSuicaを用意しておくと便利です。
まとめ:会計ソフトを始める前に準備すべき3つのポイント
- 仕事用とプライベート用の銀行口座&現金を分ける
- 銀行口座を新たに作り、ネットバンキングを開設しましょう。
- 仕事用のクレジットカードを作る
- キャッシュバックされるクレジットカードや、よく使うサービスに合ったカードを選ぶのがおすすめです。
- 仕事用のモバイルSuicaを用意する(交通機関をよく使う人向け)
- 二重計上を防ぐためにも、交通費は仕事専用のSuicaで管理しましょう。
これらを整えた上で会計ソフトに登録すれば、経理作業がぐっと楽になります。準備を怠ると、せっかく会計ソフトを導入しても効率が悪くなるので、ぜひこの3つを揃えてから始めてくださいね!
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