「マネーフォワードクラウド」を契約した後、最初に行うべき初期設定について解説します。この設定をしっかり済ませることで、日常業務がスムーズに進むだけでなく、効率よく会計業務を進めることができます。
特に初めて会計ソフトを使う方には必見の内容ですので、ぜひ参考にしてくださいね!
初期設定でやるべき6つの項目

契約後にまず行ってほしい初期設定は以下の6つです:
- 事業所設定
- 勘定科目の登録
- 補助科目の登録
- 検索キーの登録
- 取引先の登録
- 仕訳辞書の登録
これらを一つひとつ解説していきます。
1. 事業所設定
まずは画面右上の「事業所名」をクリックし、「事業所設定」から基本情報を入力しましょう。
- 申告区分:事業所得の方は「一般」、不動産所得がある方は「不動産」を選択。
- 業種区分:自社の業種に合ったものを選びます。製造業の場合は「製造原価科目」を利用するにチェック。
- 消費税の設定:課税事業者か免税事業者かに応じて選択します。簡易課税や原則課税も正しく選択してください。
- 経理方式:基本的に「税込方式」を選ぶと処理がシンプルです。
- その他の設定:AI OCR機能や軽減税率のチェック項目など、自社の状況に応じて設定を調整します。
最後に「設定を保存」をクリックすれば完了です。
2. 勘定科目の登録
左メニューの「各種設定」→「勘定科目」をクリックして、自社に必要な科目を整理します。
- 使わない科目はオフ:例えば「定期預金」や「棚卸資産」が不要な場合はチェックを外しましょう。
- 必要な科目を追加:たとえば「仮払い源泉税」や「役員借入金」など、自社に合った科目を作成しておくと便利です。
勘定科目を整理しておくことで、業務がスムーズに進みます。
3. 補助科目の登録
補助科目は、例えば銀行名や取引先名などを具体的に登録する際に使用します。
- 登録例:
- 普通預金:補助科目に銀行名を登録。
- 売掛金・買掛金:取引先名を補助科目に設定。
- 借入金:金融機関ごとに補助科目を作成。
補助科目をしっかり登録することで、後の仕訳入力が効率的になります。
4. 検索キーの登録
検索キーを設定しておくと、仕訳入力が格段に楽になります。
- 勘定科目:数字3桁で設定。
- 補助科目:ローマ字で設定。
マウス操作を減らし、キーボードだけで素早く入力できるようになります。補助科目の検索キーに数字を使うのは避けましょう!
5. 取引先の登録
左メニューの「各種設定」→「取引先」から、外注先や仕入先を登録します。
- 適格請求書発行事業者の場合:法人番号を入力すれば自動で情報を取得可能。
- 事業者でない場合:手動で会社名や必要情報を入力してください。
取引先を登録しておくことで、請求書作成や取引記録がスムーズになります。
6. 仕訳辞書の登録
仕訳辞書を登録すると、繰り返し発生する仕訳を簡単に入力できます。
- 例:
- 「一時駐車料金」の場合、借方に「旅費交通費」、貸方に「現金」を設定しておく。
- ポイント:貸方に現金が来る場合は「現金が減る」取引を意味します。経費科目は常に借方(左側)に設定することを覚えておきましょう。
現金取引の入力も効率化!
現金取引は手動入力が必要な場合が多いですが、仕訳辞書を活用すれば作業時間を短縮できます。例えば、領収書を見ながら金額や日付を入力するだけで済むようになります。
まとめ
以上、マネーフォワードクラウドを契約した後に必ず行いたい初期設定6項目について解説しました。
これらをしっかり設定することで、日常の会計業務がぐっと効率化されます。初期設定を怠ると後で非効率になりがちなので、ぜひ今回の内容を参考にしてみてくださいね!
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