今回のテーマは、「レシート・領収書の管理と整理整頓」 についてです。
これ、意外と皆さん困っていませんか?どこにどうやって保管すればいいのか悩んで放置…なんて経験、ありますよね?
そこで今回は、簡単かつ実践しやすい レシート・領収書の整理整頓術 をお伝えします!
さらに、電子帳簿保存法やインボイス制度に絡む最新のルールも解説しますので、ぜひ最後までご覧ください!
1. レシート・領収書を保管する基本ルール

まず押さえてほしい基本ルールです。
1-1. 経費として使ったものは捨てない!
経費に使った支出に関連するレシートや領収書は、税務署からの確認があった際に必ず必要になります。
「もう使わないし」 と捨ててしまうと、後々大変なことに…。まずは 必ず保管する ことを徹底しましょう!
2. レシート・領収書の整理整頓のコツ
「保管しよう!」と思っても、どこに何を置いたかわからなくなるのは避けたいですよね。
次のコツを参考に、効率的な管理を目指しましょう。
2-1. まずは1カ所に集める
お財布の中、カバンの中、車の中などバラバラに保管していると、探すのが面倒です。
まずは 「ここに入れる!」 という専用の場所を1カ所決めましょう。
専用のボックスやファイルを使えば、紛失も防げます。
2-2. プライベートとビジネスで分ける
生活費のレシートとビジネス経費のレシートが混ざっていると、仕分けが大変です。
仕事用とプライベート用を別の場所に保管 する癖をつけましょう。
2-3. 日付順・月別にまとめる
次に、保管したレシートを 月ごと に分け、日付順に並べてみましょう。
例えば、レシートを新しい順で積み重ねていくだけでも、自然と日付順になります。

ひと手間ポイント
日付順にまとめたら、封筒やクリアファイルに入れておきましょう。
ファイルの表に「〇年〇月」と記入しておくと、後で探すのが楽になります。
3. 保存期間はどれくらい?
「どれくらい保管すればいいの?」とよく聞かれるので、こちらも解説します!
3-1. 青色申告の場合
- 帳簿や契約書:7年間
- 取引に関する書類:5年間
3-2. 白色申告の場合
- 基本的に青色申告と同じく、最大7年間。
つまり、 「とりあえず7年保管する」 と思っておけば安心です。
心配な方は10年保管しておくと確実です!
4. 電子帳簿保存法への対応
令和6年(2024年)1月から、電子取引に関するデータ保存が必須になりました。
これが「電子帳簿保存法」です。
4-1. どんなものが対象?
メールやオンラインでやり取りする 請求書、領収書、納品書 などが対象です。
例えば、Amazonや楽天などECサイトでの購入明細も該当します。
4-2. 必要な保存方法
電子取引データは、データのまま保存 がルールです。
ただし、「どうしても対応が難しい」という場合は、紙に印刷して保存する方法でもOKとされています。
でも、この場合でも元データ(電子データ)は消さないよう注意が必要です!
5. インボイス制度にも対応しよう
2023年10月から始まったインボイス制度も、領収書の整理に影響を与えます。
インボイス制度では、「適格請求書(インボイス)」の保存が求められます。
5-1. 適格請求書とは?
以下の項目を満たす領収書や請求書を指します:
- インボイス番号(Tから始まる番号)
- 税率と税額の明記
これを保存しておかないと、仕入税額控除が受けられない場合があります。
6. 実際の整理方法と工夫
最後に、実際の整理方法をおさらいしましょう!
使えるツール例
- クリアファイル :月ごとに分けて保管
- 封筒 :ラベルを付けて保管
- 専用ファイル :領収書用のポケットがついたもの
注意点
- 現金払いとカード払いを分ける
→ 経費の入力ミスを防ぐためです。 - スクラップブックを使う場合
→ 貼り付けに時間がかかるので、作業量を考えて選択しましょう。
7. 整理整頓は自分を守るため!
レシートや領収書をきちんと整理整頓しておくことは、自分を守るための証拠集めでもあります。
税務調査の際、きちんと整理されているだけで信頼感がアップします。

税務署に「この人はしっかりしている!」と思わせる効果も期待できます!
おわりに
今回は、レシートや領収書の整理整頓術から電子帳簿保存法、インボイス制度まで幅広く解説しました。「ちょっとやることが多そう…」と思った方も、まずは 1カ所に集めること から始めてみてください!
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